カーエアコンのリフレッシュ!クリーニングで「悪臭・冷え・除菌洗浄」を改善!2024年夏を乗り切ろう!大阪府門真市の整備士が解説!

― 1台のマシーンが全てを叶える ―

 暑くなってくると急増するのが、カーエアコンに関するお問い合わせです。外気温が上がって来ると車内の温度はあっという間に上昇します。そんな時にエアコンをONにしても「冷えない!」「臭い!」となるとたまったものではありません。

 カーエアコンは家庭用エアコンのシステムとは少し違っています。エンジンに直結したコンプレッサーが稼働してエアコンガスを圧縮して、次に熱交換器であるエバポレーターを通過する事で、冷風を車内に送ってくれています。

 それ故に、車内が暑くなればなる程エンジンへの負荷がかかり、燃料を多く消費する事になります。ましてやエアコンシステムの性能が落ちている、汚れている、ガス不足や漏れがあるとなると負担ばかり増して、思う程の効果を得る事が出来ません。

 そんな時に、エアコンをリフレッシュしてカーエアコンの効率を上げる事は、イコール燃費を上げる事に繋がります。短期的には節約になり、長期的にはエアコンシステムを長持ちさせる事に繋がります。今回は、快適にそして賢くカーライフを過ごす為の、エアコンリフレッシャーマシーンをご紹介したいと思います。  今回ご紹介するカーリフレッシャーマシーンは、地球環境に優しい冷媒として開発された「R-1234yf」にも対応しています。


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カーエアコンが効かない!冷えない!何が起きている!?


●カーエアコンの残念な状況、その原因は?

 カーエアコンをONにしても思う程冷えない時は、ガス漏れやガス不足、冷却水不足、システム(コンプレッサー)の故障等が考えられます。

 匂いが気になる、風が出ない等の時は、フィルターの汚れやファンモーターの故障が考えられます。殆どの車がエアコンフィルターを通して車内に風を送っていますので、使用を重ねる程にゴミ詰まり等が起きて効き目が悪くなっていきます。臭いの原因としてはよく言われるのがシステム(エバポレーター)に発生したカビや雑菌が原因です。

 エンジンオイル等に比べると軽視されがちですが、カーエアコンにもメンテナンスが必要です。エアコンガスはゴムホースや配管の継ぎ目からちょっとずつ漏れ出て、年間にすると10g~50g漏れると言われています。ガスが漏れると同時にガスに含まれるオイルも徐々に減っていきます。

 エアコンガスに含まれるオイルは、コンプレッサーの内部潤滑をサポートしている為、ガス漏れが、最悪の場合はコンプレッサーの焼き付けに繋がる恐れもあります。コンプレッサーが故障すると修理はン十万円にもなります。

 ガス漏れ・ガス不足があってもギリギリまで頑張ってくれるのが車です。気付いた時には手遅れとならない為の予防、それがカーリフレッシュです。カーエアコンに使用されているエアコンガスは冷媒と呼ばれていますが、次の項目でこのエアコンガス(冷媒)について起筆したいと思います。

カーエアコンに使用されている冷媒ガスについて

 冷房・冷凍装置には欠かす事が出来ないのが冷媒です。冷凍食品(コールドチェーン)の発展と普及は日本のみならず世界的に広がっています。家庭用のエアコンの普及率も世界的に右肩上がりで、冷媒は私たちの生活に深く関わっています。

 カーエアコンのシステム内にも「冷媒(エアコンガス)」が循環しています。冷媒はエアコンシステムの中で圧縮や膨張する事で液化と気化を繰り返し「熱移動(高温→低温)」しています。現在多く使用されているのは「HFC-134a(R-134a)」と呼ばれる冷媒です。地球温暖化抑制の観点から、冷媒にも代替物が求められると共に、冷媒の回収・再使用への取り組みは必須と言って過言ではありません。

 地球環境問題の矢面に立たされ続ける冷媒ですが、環境に優しいカーエアコンシステムの開発が進むと共に、温室効果の少ない冷媒の代替品として登場したのが「HFO-1234yf(R-1234yf)」です。ただカーエアコンの冷媒は温室効果が少なく、環境負荷が少なければ良いというものではありません。環境面だけではなく、安全性や熱交換効率(経済性)と言った面での条件もクリアする事が求められています。

冷媒の種類

種類(名前)代表的な使用品内   容
R11
R12
R13
R113
R114
R115等
カーエアコン
電気冷蔵庫
低温冷凍機
洗浄剤
冷却材
発泡剤
噴霧剤
パッケージエアコン
家庭用エアコン
スーパー、コンビニ、ビルなど
炭素・フッ素・塩素からなる物質。
最初に誕生したフロンで、私達の生活を快適にしてくれましたが、大気中に放出されるとオゾン層を破壊する事が1970年代に発見され、地球環境への影響が懸念されるようになった。
1987年のモントリオール議定書で、規制の対象となり、1996年に生産が中止され、現在は全面廃止となっている。
HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)
R123
R124
R141b
R22等
CFCに比べてオゾン層への影響(破壊)が比較的小さい事からCFCの代替フロンとして主流となった。その後モントリオール議定書の見直し・強化もあり、また温室効果が高い事から2020年に廃止が決定した。
HFC(ハイドロフルオロカーボン)
R23
R32
R125
R134a
R143a
R152a
R245fa等
家庭用冷蔵庫
低温冷凍庫
カーエアコン
パッケージエアコン
家庭用エアコン
断熱材発泡
スプレー等
塩素(クロロ)を持たないフロンはオゾン層を破壊しない事がわかってから、代替フロンとして生産が増え使用される様になった。ただオゾン層は破壊しないが、温室効果は高く地球温暖化対策の面からは問題視されているが、現在生産規制はない。
HFO(ハイドロフルオロオレフィン)
R1123
R1224yd
R1234yf R1234ze R1233zd R1336mzz
カーエアコン
冷凍システム
エアコンシステム
消火剤(消防材)
ポリマー製造原料
断熱材製造等
地球温暖毛係数が大変低く、HFCの約1/6と言われています。化学的に安定していて、オゾン層への影響もありませんが、毒性がある為人体への影響が課題と言われています。その中でも毒性の低いR1234yfに注目が集まっています。
オゾン層破壊パワーも無く、温暖化の影響も少ないHFOはグリーン冷媒と呼ばれています。

 上表の様に、カーエアコンの冷媒も時代と共に変遷を重ねてきました。当初フロン12(R12)と呼ばれる冷媒が使用されていましたが、環境問題によりR134aに切り替わり、今では更に次の冷媒が誕生しています。

 フロンは、科学的に大変安定した物質で、不燃性だった事も有り、生まれた頃(1920年代)は「夢の化学物質」と高く評価されていましたが、オゾン層を破戒する事が解ってからは特定フロンと呼ばれる様になりました。ちなみにフロンという呼称は日本での俗称になります。

自動車リサイクル法

 先程「冷媒」について起筆しましたが、「車と環境」は切っても切れない関係にあります。もちろんこれは冷媒に限った話ではありません。効率の良いエンジン、空気抵抗の低減や軽量化を図ったボディの開発、排気ガスに含まれる成分を大気に放出しない開発努力等地球を汚さない努力が繰り返されてきました。

 そんな中、環境問題にプラスして憂慮されたのが、廃棄された自動車から出る鉄スクラップ等以外の、プラスチック・ガラス・ゴム等の残骸です。これらを処理する為の埋め立て地がひっ迫した事や、一時鉄スクラップの価格が低下した事で不法投棄や不適正処理が生じる様になりました。

2003年、環境省の調べによる不法投棄の台数は168,806台

不法投棄などの台数+保管基準違反(野積み等)の台数の合計


・不法投棄された使用済自動車から有害物質が流出して土壌・地下水等が汚染される問題。
・不適正な処理により大気放出されたフロン類がオゾン層を破壊し、生態系を変化させる問題。
・衝突時の衝撃から乗員を保護する為のエアバッグやシートベルト・プリテンショナーの安全な処理には専門的な技術が必要になっている問題。
・シュレッダーダストの殆どが廃棄物として埋立処分がなされている問題。
出典:「公益財団法人自動車リサイクル促進センター」より

 これらの問題に対して、方策を練る必要性から制定されたのが、「自動車リサイクル法」です。

環境省「自動車リサイクル関連」より引用
【自動車リサイクルの概要】
1.自動車ユーザーは、自動車を購入する時にリサイクル料金を支払います。
2.自動車ユーザーは、使用済自動車を自動車販売事業者や整備事業者など、自治体の登録・許可を受けた引取事業者に引渡します。
3.引取事業者は、使用済自動車をフロン類回収事業者に引渡します。
4.フロン類回収事業者は、使用済自動車のカーエアコンで使用されているフロン類を回収して自動車メーカー・輸入事業者に引渡します。その後、使用済自動車を解体事業者に引渡します。そして、エンジン、ドア等の有用な部品・部材を取除いたのち、解体自動車を破砕事業者に引渡します。
5.解体事業者は、使用済自動車からエアバッグ類を回収して自動車メーカー・輸入事業者に引渡します。そして、エンジン、ドア等の有用な部品・部材を取除いたのち、解体自動車を破砕事業者に引渡します。
6.破砕事業者は、解体自動車をシュレッダーマシンで破砕したのち、鉄等の有用な金属を回収します。その際に分別・回収したシュレッダーダスト(ASR)を自動車メーカー・輸入事業者に引渡します。
7.自動車メーカー・輸入事業者は、回収したシュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を適正に処理します。
公益財団法人自動車リサイクル促進センター」より引用

 上記の取り組みの結果、現在では使用済み自動車の殆どがリサイクルされています。上記の取り組みにはメーカーだけではなく、車(車社会)に関わる多くの人達が協力し、努力した結果と言えます。素晴らしい成果と言えます。ユーザーが自動車購入時に支払われるリサイクル料金がきっちり社会の中で生き、循環が形成されている事が、このシステムと成果からよくわかります。  

リサイクルシステムが本格稼働していこう、不法投棄の数字は以下の様に変化しました。

 2004年9月末現在2023年3月末現在
a.不法投棄22,499台766台
b.不適正保管(野積み)195,860台4,021台
a+b218,359台4,777台
環境省「自動車リサイクル関連」より引用

 そして、リサイクルの概要にもある様に、冷媒(フロン)もリサイクルの対象になっています。自動車メーカーは、フロン類回収業者からフロン類を引取り再利用・破壊する場合を除いて、許可を受けたフロン類破壊業者にフロンの破壊を委託する義務があります。

 これは自動車のみならず、私たちにとって更に身近な家電類にも定められています。

対象業界フロン回収・処理システム等
カーエアコン(社)日本自動車工業会
(社)日本自動車部品工業会
(社)日本自動車販売工業連合会
等7団体
自動車リサイクル法
カーエアコン冷媒用CFC12回収・処理システム
業務用冷凍空調機器(中)フロン回収推進産業協議会が自治体や各地の協議会を通じて普及啓発の取組や技術指導、行程管理票の販売などを実施。また、(社)日本冷凍空調工業会や(社)日本冷凍空調設備工業連合会が協力。フロン回収・破壊法
冷媒回収/再生・破壊システム
家庭用冷蔵庫
ルームエアコン
(社)日本電機工業会
(財)家電製品協会
家電リサイクル法
地域フロン回収推進協議会への協力
家電リサイクルシステム
冷媒分解・処理冷媒分解・処理分解・処理システム
回収・再利用技術(社)日本冷凍空調工業会
(社)日本冷凍空調設備工業連合会
日本フルオロカーボン協会
冷媒フロン再生センター
→冷媒回収推進・技術センター

出典:内閣官房地球温暖化問題に関する懇談会中期目標検討委員会(第5回)資料

 この様に、日本では国の主導とメーカー、ユーザー、及び多くの関係団体の努力によって、冷媒(フロン)の回収は順調に進んでいます。皆様もお車を購入された際にリサイクル料金を支払い「リサイクル券」を受け取り保管されているはずです。

 ここで疑問が浮かび上がります。新冷媒「R1234yf(HFO-1234yf)」は、オゾン層破壊パワーが0で、温暖化パワーが1なのに、リサイクル料金が必要なの?この素朴な疑問について次の項目で起筆したいと思います。

環境負荷の低い新冷媒にもリサイクル料金はかかる?

 リサイクル料金の構成は以下の様になっています。

設定者構成要素料金額
自動車メーカー、 輸入事業者シュレッダーダスト(ASR)6,000円~18,000円 4※各メーカーのHPでリサイクル金額を公表。
エアバッグ類
フロン類
自動車リサイクル促進センター情報管理料金130円
資金管理料金290円

 上表の通り、リサイクル料金の殆どをシュレッダーダスト・エアバッグ類・フロン類が占めています。軽自動車で7,000~16,000円、普通自動車で10,000円~18,000円が目安になります。

 そこで気になるのが、環境負荷が低い冷媒のリサイクル料金はどうなっているのか?

 ズバリ!新冷媒を使用している自動車はリサイクル料金に「フロン回収費用」が入っていません。現時点でのその理由について、経済産業省は以下の通り周知しています。

HFO-1234yfは「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律に規定する特定物質などには指定されていない。従った現時点では、自動車リサイクル法に基づく回収義務の対象ではなく、初年度登録時の際の冷媒回収に係る再資源化預託金(=リサイクル料金)の支払いは不要となる。
経済産業省「HFO-1234yf をカーエアコン用冷媒として使用する自動車の取扱いについて」より引用

・・・という事は、大気開放してもいいという事になります。

 但し、これは周知であり注意喚起でもあります。なぜなら新冷媒HFOは、環境負荷は低くても「可燃性を有する」という特徴を持ち合わせているからです。「使用済自動車の再資源化等に関する法律上の取扱い」ではクリアしていても、「高圧ガス保安法」には抵触している事になります。

 ※HFOは、高圧ガス保安法では特定不活性ガスにあたります。

グリーン冷媒が持つトレードオフ(一得一失)な側面

 新冷媒R1234yf(HFO-1234yf)と同格の扱いにあるのが、自然冷媒と呼ばれる冷媒です。自然冷媒のイソプタン(R600a)やプロパン(R290)はノンフロンで環境には優しいですが、強燃性のため危険で、取り扱いが難しいという反面が有ります。自然には優しいが危険、言うなれば性能と安全性がトレードオフ(一得一失)にある状態です。

 自然冷媒に比べると、R1234yf(HFO-1234yf)は、可燃性(微燃性)とは言えまだ安全性は高く(課題0ではありません)、環境負荷に優しいバランスの良い冷媒と言えます。実は、今現在まだ多くの自動車に使用されているR-134aと、地球環境に優しくグリーン冷媒と呼ばれる新冷媒R-1234yfは、特性が良く似ています。

 R134aR-1234yf
分子量102.0114
沸点(℃)-26.1-29
臨界温度(℃)100.995
蒸気気圧(25℃)0.665Mpa0.677Mpa
蒸気圧力(80℃)2.63Mpa2.44Mpa
燃料の起こる範囲(Vol%空気中)不燃6.2~12.3
オゾン破壊係数(ODP)00
地球温暖化係数(GWP)1430<1

 大気開放しても問題無いと言えるだけのバランスの良い冷媒が誕生した事は喜ばしい事ですが、微燃性である点を配慮すると、専用回収機を利用するのがより安全と言えます。

 当面入庫が続くR134aと新冷媒R1234yfno両方のお車に対応する冷媒回収再生充填マシーンが必要である事は明白です。

【HFO-1234yfは注意が必要】
・特定不活性ガスの為、使用状況によっては引火などに繋がる恐れがある。
・空気と混合すると分解が進みトリフルオロ酢酸に変化する。  
 冷媒では無くなると同時に、無害では無い為人体や自然への影響が今後の課題とされている。 

R134aとR1234yfの両方に対応した冷媒回収再生充填マシーン

 ここでやっと登場するのが、R-134aとR-1234yfの両方の冷媒を回収再生充填してくれるマシーン!Ecotechnics社製の「ECK TWIN12」です。1台2役の優れモノです。

 ECK TWIN12は、冷媒を回収及びリサイクル、真空引き、リークチェック、オイル補充填、冷媒充填までをこれ一台で対応してくれるオールインワンの冷媒回収再生充填マシーンになります。

 最初から最後までオート(全自動)で作業する事も可能ですし、予め充填するオイルの量などを指定して作業する事も可能です。

 これがあると、門真の整備士凄く楽になります!作業毎に機器を準備して、セッティングして、時々様子を見に行って~と時間も凄くかかりましたが、これがあればカーエアコンのメンテナンスに必要な工数が減り、作業効率がグーンとアップします。地球にも整備士にも優しいマシーンです。

 これから夏に向けて稼働が増える事間違いなしです。新冷媒「R-1234yf」を搭載しているお車も徐々に増えてきました。

トヨタクラウン、クラウン(HV)、プリウス、プリウス(PHV)、カローラ、カローラスポーツ、カローラツーリング、カローラクロス、RAV4、RAV4(HV)、Rav-4(PHV)、C-HR、C-HR(HV)、ハリアー、ハリアー(HV)、ランドクルーザー(プラド)、ヤリス(クロス)、アクア、86、カムリ、アルファード、ベルファイヤ、ヴェルファイヤ(HV)、グランエース、センチュリー、MIRAI(FCV)、グランエース、レクサス、
ダイハツタント、アルティス(トヨタカムリOEM)
ホンダN-WGN、N-ONE、N-BOX、ヴェセル、フィット、フィットEV、ホンダe、シビック、クラリティ、NCX
日産ルークス、ノート(オーラe-power)、ノートe-power、デイズ
マツダMAZDA2(G)(D)、MAZDA3(FASTBACK SEDAN)、CX-3(G)(D)、CX-30、MX-30HV、MX-30EV、CX-5、フレア(HV)、フレアクロスオーバーHV、エクリプスクロス、エクリプスクロス(PHEV)、
スバルシフォン、シフォンカスタム、レガシーアウトバック、BRZ、WRX S4、レヴォーグ
三菱 デリカD5、エクリプスクロス、デリカD2、ekクロス(スペース)、クロススペース、ekワゴン、アウトランダーPHEV
スズキハスラー(HV)、ワゴンR、ワゴンR(HV)、ワゴンR(スティングレーHV)、ワゴンR(スマイルHV),ソリオ、ソリオ(HV)、スイフト、スイフトスポーツ、ラパン
その他 ミツオカ:バディ、バディ(HV)
ヨーロッパ車等
※上記の車種の全てにR-1234yfが使用されている訳ではありません。
発売時期などによって違いますので、必ずエアコンのラベルシールや取説等でご確認下さい。
尚、レクサスについてはトヨタの欄に内記しています。

 日本車では2018年の新型車から新冷媒への切替えがはじまりました。年を追うごとに、R-1234yfを使用している車種が増えてきたなと感じます。ですので、これからR-1234yfに対応した冷媒回収再生充填マシーンは必須です。その理由の一つが、新冷媒R-1234yfはHFC(R-134a)と特性は似ていますが、マニホールドゲージ等を共有する事が出来ない点にあります。

 先にも起筆しましたが、エアコンシステム内(サイクルない)をガスが循環する際にオイルも一緒に循環しています。エアコンオイルは一般的な潤滑油とは似て非なるモノで、冷媒との相性やコンプレッサーに合ったオイルを選ぶ必要がある上に、混用は厳禁となっていますので、交換機器やホースを必ず使い分けなければいけません。

オイルの種類PAGPOE
R134a用PAGR1234yf用PAG
ND-OIL8等ND-OIL12等ND-OIL11等
特徴潤滑性に優れている。絶縁性無し。
主にベルト駆動式コンプレッサーを搭載したカーエアコンに使用される。
ND-OIL8はR1234yf使用出来ないが、ND-OIL12はR134a冷媒に使用可能。
ND-OIL12は新冷媒の為に開発されたオイルなので今後増えると予想される。
絶縁性に優れている。
主に電動コンプレッサーを搭載したカーエアコンに使用される。
ハイブリッドやEV車に使用される。

 二つ目の理由が、エアコンガスの補充の目安は新車から約7年目辺り(3回目の車検の頃)になる為です。もちろんそれ迄に何らかの不具合(故障)が有る場合は別ですが、不具合を感じていない場合でも、7年目辺りでしっかりしたメンテナンスをする必要があります。このタイミングでエアコンをしっかりリフレッシュする事は、エアコンシステムの予防メンテナンスに繋がります。

 そして冷媒回収再生充填マシーンで、せっかくカーエアコンをリフレッシュさせるのですから、このタイミングで併用をおススメしたいのが、「ワザアリケミアル」のエアコン&室内除菌ダブルバスタです。

 こちらの「ワザアリケミアル エアコン&室内除菌ダブルバスタ」は、銀イオンと光触媒のダブルのパワーで強力に除菌&消臭を実現し、抗菌を長持ちさせるという優れモノです。臭いの原因は様々ですが、例えば車内で飲食したものの食べこぼしやシート等によって吸着した臭い、ペットの匂い等もこの「ワザアリケミアル エアコン&室内除菌ダブルバスタ」で解決する事が出来ます。

銀イオン(Ag+)・・・マイナスに帯電した悪臭分子に銀イオンが付着する事で、菌やウイルスはプラスの電気しか持たなくなる為、酸化作用で菌やウイルスとしては維持できなくなり無害化します。結果カビやタバコの匂いの元を殺菌消臭する事が出来ます。

光触媒・・・太陽光には、酸化させて分解する力が有ります。ホルムアルデヒド等臭いの元になる物質を光触媒が酸化させて素早く分解し、消臭します。

 そしてもう一点セットでお伝えしたいのが、エバポレータークリーナーです。エバポレーターは、エキスパンションバルブで霧化された冷媒を気化しています。この工程があるからこそ室内には冷たい空気が届いて車内を冷やしてくれます。 

 エアコンシステムの中で、エバポレーター自体が大変低温になりますので、空気中の水分が結露して付着し湿気を帯びた状態になります。こうなるとカビにとっては好都合な環境が整ってしまいます。そこでカビの温床になってしまうエバポレーターを徹底的に洗浄する事で車内環境(臭い)を大きく変える事に成功しました。

 実際に施行してみたところ、最初こそ微かにミントの香りがしましたが、それも2日位で消えそれ迄とは全く違った快適な空間になりました。

 臭いの原因は1つではない事が多いので、ピンポイントで対処するのはなかなか難しいものです。それを一度のメンテナンスで「悪臭・冷えない・除菌洗浄」を改善する事が可能にしてくれるのが、今回お届けする「エアコンリフレッシュコース」です。

 エアコンシステム内は、人の目も手も届きません。だからこそマシーンの力で汚れや鉄粉などを徹底的に取り除く。そしての冷媒やオイルを新しくし、最上のコンディションを作り出します。その上で原因となる物質を取り除けば、見違えるような車内環境が蘇ります。

 これからの季節締め切った車内で過ごす時間も多くなります。快適なカーライフに是非、「エアコンリフレッシュコース」をご活用下さい。

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