トヨタ ハイエース ショックアブソーバー（ダンパー）修理！ハイエースを門真の整備士が速攻修理!!　

―TOYOTA　ハイエース　VANー

ある日、会社の電話が鳴ったので出てみると「後ろのタイヤの裏にある、部品みたいなのが外れて、地面にぶら下がっているので修理して欲しい。」とのご依頼を賜りました。「タイヤの裏の部品？ん？」ともっと詳しくお話を聞いてみると…。
　それショックアブソーバー（ダンパー）が外れているかも!!お客様には「すぐに代車を持って伺いますからお車運転しないでお待ち下さいね。」とお伝えしてすぐに出動です!!

●お預かりした車

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●故障の症状

やはり左後ろのショックアブソーバーが外れていました。

ハイエース（CBF-TRH200V）の足廻り
　・サスペンション（前）　ダブルウィッシュボーン式トーションバースプリング
　・サスペンション（後）　車軸式半楕円板ばね

ショックアブソーバーは、スプリングの内側にある棒状のパーツです。サスペンションシステムの重要部品であるスプリングは、路面からのショックを吸収して伸縮します。ショックは吸収してくれますが、その後スプリングは元の形に戻ろうとして、余分な振動（振幅）が発生します。
サスペンションシステムがスプリングだけだと、振動で常にポヨンポヨン車が揺れ続ける事になります。この余分な振動を吸収してくれるのが、ショックアブソーバーです。
スプリングから発生するポヨンポヨンは路面だけでは無く、ブレーキを掛けた時、コーナーリングの時にも発生しますので、ショックアブソーバーが外れたまま走行すると、単に振動（ポヨンポヨン）が続くだけでは無く、コーナー等で車体が不安定になります。
余談ですが、このショックアブソーバーの働きを減衰力と言います。減衰力＝サスペンションの不要な動きを収束させるという事なので、ショックアブソーバーはサスペンションシステムにおいて、スプリングとセットと言える大切なパーツなのです。

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●故障箇所の特定と診断

ショックアブソーバーが外れたという事は、何か強い力が加わったか、もしくはショックアブソーバーを固定している金具・ゴムブッシュ・ボルトのどれかが劣化していた可能性が考えられます。もちろんこの両方（何らかの力が加わった＆劣化）が重なった事で、この事象に繋がったとも言えます。

　実際見てみると･･･。

なっ、なんと!!ボルトが折れているではありませんか( ﾟДﾟ)これはビックリです。意外な落とし穴です!!まずはこれを取り除かなければいけませんが、これが何とも大変な作業なのです。門真の整備士、職人技でコツコツと作業します。

普通は折れる事は考えられない部品なので、やはり何か大きな力が加わったと思われます。例えば脱輪や路肩の段差、縁石の様な物で下を擦った等でしょうか。それに、サスペンションを構成する部品の中では、ショックアブソーバーは寿命が短い部類に入りますので、複数の要因が重なったのかも知れません。
いずれにしても、この折れたナットを取り除かなければ、ショックアブソーバーを取付ける事が出来ません。地道な作業が続きます。　

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●故障修理の内容と費用

　折れたボルトを取り除いた後、新しいボルト、それからどこかへ吹っ飛んでいったであろうゴム製のブッシュ、それからショックアブソーバーの片側を固定している金具を調達して固定します。最後にアライメント測定をして仕上がりです。

●修理後の様子

　お仕事でお車を使用されているという事でしたので、部品が納品されると同時に作業させて頂きました。部品交換後、アライメント測定をして問題は全て解決です。

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●まとめ

　ショックアブソーバーは、安全で快適なカーライフには欠かせない大切な部品です。タイヤの様に目に見える訳では無いので消耗品という感覚が無いかも知れませんが、走行していれば必ず経年劣化してきます。乗り心地が悪くなるだけでは無く、本来の性能を発揮する事も出来なくなります。
　ハンドリングや安全走行に違和感を感じる、足廻りから異音がする、ボディが揺さぶられる様な感じがする、タイヤが偏摩耗する等の症状が有る場合は、一度弊社にご相談ください。今回の様に何らかの要因で構成パーツが破損している事もあれば、経年劣化が原因の場合もあります。
　上記に挙げたような症状は車からのサインです。おかしいなと感じたら迷わずご連絡下さい。　

●大阪府の門真市・守口市・大東市・寝屋川市でお車の修理のご依頼は門真市松生町の東伸自動車までお問い合わせ下さい！