ドライバーをドキッとさせるエンジン警告灯!! 大阪 門真市の整備士がスカッと解決!!
運転中に急に「エンジン警告灯」が点灯!!とりあえず走行はしていても何かあるから点灯しているわけです。
では何がどうなってエンジン警告灯は点灯しているのでしょう?
エンジン警告灯が点灯する理由はいくつもありますが、まずはエンジン警告灯とは何か、そしてエンジン警告灯が点灯する時の主な要因について、門真のプロフェッショナルメカニックと一緒にみてみましょう。
●エンジン警告灯とは
1990年代までは普通に走っていた「機械式」と呼ばれる車たち。大気に有害物質が排気されることへの規制や低燃費化の実現など、機械式だけでは克服が難しかった面を、テクノロジーの発展により2000年ごろからオール電子制御する車が登場し、今ではあらゆるプロセスを監視制御するよう進化しました。多い車で100個を超えるECUが搭載され、頭脳として車を監視制御しています。皆さんよくご存じのABSも、ブレーキもステアリングも、ボディに至るまで今ではすべてコンピュータ制御されています。そして車の原動力であるエンジンもコンピュータ制御されているもののひとつです。
エンジン制御に関するシステムは、車の安全且つ最適な走行のため、そしてクリーンな排気ガスを排出するために、エンジン内のすべてのプロセスを監視制御していますが、エンジンに搭載されている制御系システムが何らかの異常を検知した時に点灯するのがエンジン警告灯です。
なお、エンジンスイッチを入れたタイミングでも警告灯は点灯しますが、これは異常が無いかチェックしてくれているもので、異常が無い事が確認されれば警告灯は消えます。
●門真市の整備士曰く、「エンジン警告灯が点灯する原因は、エンジン制御系センサーが異常を検知した時」
<警告灯が点灯した時に考えられる主な不具合>
1.O2センサー
O2センサーは排気ガス中の酸素濃度(残留酸素量)を測定するセンサーで、車にとって最適な燃焼状態を維持する役割を担っており、燃料噴射量や点火のタイミングなどエンジン制御をおこなう上で欠かせないパーツです。
O2センサーは酸素とガソリンを理想的な比率(理論空燃比)にすることで「車の燃費がちょうど良い感じで走る」手助けをしています。エンジンからの高温の排気ガスが通る排気管に取り付けられており、それだけに常に高温・高圧と過酷な環境で使用されているため、故障しやすいセンサーの一つでもあります。
O2センサーがエンジン警告灯の原因となっている場合は、ヒーター回路の故障や不純物が本体に付着することによる劣化・電圧異常、センサー素子の破損による断線などが考えられます。
まずヒーター系回路が故障した時ですが、O2センサーは低温では作動せず高温化で作動する構造になっているため、ヒーター回路が組み込まれています。この回路が断線する事でチェックランプが点灯します。
次に不純物が本体に付着する事による劣化・電圧異常ですが、先にも述べたように O2センサーは常に高温の排気ガスに晒されていて、ススやカーボンなど燃焼生成物やオイルが付着するなどして、センサーが劣化または正常な電圧を発することが出来ず出力電圧異常を起こします。
センサー素子の破損による断線は、排気管の中に残った水分が素子に付着し、急激に冷やされることにより割れが生じたり、走行環境などが原因の内部断裂を起こすものです。
O2センサーに不具合が発生すると、正確な燃焼状態が把握できなくなるため、燃費が悪くなる・ススが増える・アイドリングが落ち着かない・エンストする・操作(運転)がしっくりこない・加速性能の低下を感じるなど、様々な不具合が生じます。
一般的にO2センサーの寿命は5年と言われていますがこれは目安に過ぎませんので、定期的に点検することをお勧めします。不具合を感じられて当社に入庫いただきましたら診断機を用いて不具合の内容を確認するとともに必要に応じてO2センサーの交換などお客様にご提案させていただきます。
2.エアフロセンサー
エアフロセンサーは、エンジンが吸い込む空気の量を測定することで燃料の噴射量を調整するセンサーです。エアフロセンサーに不具合が生じると、計測されている空気の量と実際に送られている空気の量とに差が生じて正確な燃料噴射ができなくなり、結果エンジン不調につながります。
エアフロセンサーがエンジン警告灯の原因となっている場合は、空気吸入量の数値異常か、センサーまたはエアフロメーターの故障が考えられます。またメンテナンスが不十分な場合、エアクリーナーやエレメントの汚れが原因で不具合の原因になる事もあります。
エアフロメーターには何種類かありますが、エンジン内に送る空気の量を測定して適正な燃料噴射量を調整するといった点ではみな同じで、不具合が発生した場合は交換が必要になります。
エアフロセンサーに不具合が発生すると、燃費の悪化・アイドリングに違和感が生じる(回転数が定まらない)・パワーが出ないため走行速度が落ちる・エンストしかけるなど走行に支障がみられますので、そのまま放置せず一度当社までご連絡ください。門真のプロのメカニックがお車を拝見させていただきます。
3.イグニッションセンサー
イグニッションセンサーはエンジンの点火制御を担うセンサーです。イグニッションコイルはバッテリーの電圧を数万ボルトの高電圧に変えて点火プラグに火花を飛ばして着火しますが、この時着火に乱れ(タイミング不良や着火不良)があるとイグニッションセンサーが反応しエンジン警告灯が点灯します。
またイグニッションコイルに不具合がある場合、4気筒なら4本、6気筒なら6本の点火プラグが使われていますが、そのうちの1本だけが不具合であってもセンサーは反応します。コイルの不良以外にも、断線・コネクタの緩みなどが原因でエンジン警告灯は点灯します。
他にもスパークプラグの不良・燃料インジェクタの詰まりまたは不良・吸気漏れなどの要因が考えられます。
イグニッションセンサーに不具合が発生すると、エンジン性能に悪影響が生じるため、加速時に回転が上がらない(失速する)・エンジンがかかりにくい・アイドリングが不安定になる・燃費が悪くなる・エンストするなどの症状がみられます。
イグニッションセンサーはエンジン点火の異常や乱れを知らせるセンサーなので、エンジン警告灯が点灯する前にドライバー自身が異変に気付くかもしれません。
どのパーツも車の走行に直結する重要な部品になりますが、使用と共に内部に汚れが発生しますので定期的なメンテナンスをお勧めいたします。不具合が発生している場合、パーツによっては洗浄が可能なものもありますが、違和感を覚えるほどの不具合が発生している場合は部品の交換も考慮する必要があります。
4.アクセル開度センサー
アクセルペダルを踏み込んだ時の操作量と加速を測定するセンサーのことをアクセル開度センサー(=アクセルポジションセンサー:APS)と言います。
アクセルをどれくらい踏み込んだかを電気信号に変えてその信号をECU(エレクトロニックコントロールユニット)に送ります。ECUは送られてきた信号をもとに絞り弁(スロットル)を開く角度を計算します。
アクセル開度センサーに不具合が発生すると、アクセルの踏み込み深度が検知できず、絞り弁(スロットル)との連携がうまくいかなくなり変速や回転数に影響がでたり、アイドリングが安定しない(ハンチング)・エンジンがかからない・アクセルの踏み始めに反応が無い、などの症状がみられます。
アクセル開度センサーがエンジン警告灯の原因になっている場合は、センサーの小さなズレを調整したり、必要があればセンサーを交換します。
5.カム・クランクポジションセンサー
カム・クランクポジションセンサーとは、カムシャフトとクランクシャフトの角度を測るセンサーです。
カムシャフトはエンジンバルブを開閉する役割があり、カムポジションセンサーはカムシャフトの回転位置を検出する役割があります。
クランクシャフトはピストンの往復運動を回転力に変えるための軸になり、その角度信号をクランクポジションセンサーが出力していますので、カムクランクポジションセンサーに不具合が発生する(角度がズレる)と燃費が悪くなったり、不具合=信号が出力されないと言う場合は回転数が維持できなくてエンジンが急に停止したり始動できなくなる場合もあります。
カム・クランクポジションセンサーが原因でエンジン警告灯が点灯する時はホール素子など部品の破損、クランクシャフトプレートの滑り、オイルの付着などが考えられます。クランクシャフト自体にも多くの部品が使用されていますが、エンジンの中にあるので見ることはできません。
クランクシャフトはその回転数=エンジンの回転数になるため強度や耐摩耗性は必須要素ですが、それでも摩耗・消耗は否めませんので普段からメンテナンスする事でエンジンやクランクシャフトを長持ちさせることが出来ます。
6.バッテリーセンサー
バッテリーセンサーはバッテリーの充放電電流や電圧、温度などバッテリー動作を監視し、ECUにその情報(信号)を伝えています。
バッテリーが上がった時、バッテリーの寿命(交換)を知らせる時にもバッテリーセンサーが反応しますのでその時はバッテリーの交換が必要ですが、バッテリー交換の際に端子接続がきちんとできていないとエンジン警告灯が点灯する原因になります。
まぁ、門真のプロフェッショナルメカニックにはそんなケアレスミスはありませんけどねぇ~。
また、エンジンルーム内に取り付けられているオルタネータからの発電が適切に行われていない場合にも、その異常を知らせる為に警告灯を点灯させます。
なお、バッテリー端子を安易に外すとメモリーが初期化されてしまい、アイドリングに不調をきたしたり、エアコンも~、カーナビも~、オーディオも~、パワーウィンドウも~、再設定が必要になってしまいますので交換前にはバックアップを取る必要があります。
「バッテリーの交換くらい自分で」とお思いになるかもしれませんが、今の車はバッテリー交換にも注意が必要ですのでお気軽に当社にご相談ください。
なお、バッテリーが寿命をむかえつつある時には、エンジンがかかりにくい・ライトが暗い・アイドリングストップしない(=燃費が悪くなる)・パワーウィンドの開閉がいつもより遅いなどの何らかの兆しがあります。
あとは夏、カーエアコンをよく使う季節はイメージしやすいと思いますが、夏が終わる頃も要注意です。
「カーエアコンを使う頻度も少なくなってきたから大丈夫だろう」と思っているそこのあなた!気を付けてください!
気温が下がってくるとバッテリー液の温度も下がり性能が悪くなります。バッテリーにとってはダブルパンチなのです。バッテリーが上がってレッカー移動、なんてことになる前にバッテリー交換することをおすすめします。
7.その他
エンジン警告灯の点灯は主にエンジンもしくはトランスミッションにかかわる不具合を知らせるものですが、他にも給油口キャップの劣化や汚れによる内圧調整不良、各種メーター(タコメーター・速度計)の不具合、エンジンコントロールに必要なセンサーや回路の不具合の場合も警告灯が点灯します。
●門真の整備士が伝えたいこと(まとめ)
エンジン警告灯は様々なセンサーと連動しドライバーに異常を知らせてくれます。ただなぜ警告灯が点くのかは、パッと見ただけでは門真のスーパープロフェッショナルメカニックもわかりません。どこの整備士さんたちもそこは同じです(^^;)
センサーそのものの不具合なのか、センサーは正常だがセンサーからの情報を受け取るECUに不具合が起きているのか、それとも作動部品(アクチュエーター)に不具合があってECUからの情報を指令通り作動できないのか、はたまたこれらをつなぐ配線に不具合(断線や短絡)があるのか。
まずは大阪の北河内に位置する門真中環沿いにある「あなたのプライベートガレージ」東伸自動車にご連絡・ご相談ください。入庫いただきましたらプロの整備士、いやいやスーパープロフェッショナルメカニックがその場で診断いたします。
たまにあるのが、「先日運転した時には点灯していたけど今日は点灯しない。」と言うパターンです。でもこれは「直った」わけではありません。コンピュータはとても賢く、過去の異常・不具合を覚えていますので、今は点灯していなくても出来るだけ早めの点検をお勧めします。
バッテリーが上がった時や交換した時などはリセットされて警告灯が再表示されないこともありますので注意が必要です。
そして忘れてほしくないのがエンジンは走るためだけにあるのではないと言うことです。止まるためにもエンジンが使われており(エンジンブレーキ)、また発電も担ってくれています。その発電により快適な車内環境を作り出しているのです。カーエアコン・カーナビ・ワイパーなど車を快適な空間に保ってくれるのもエンジンあればこそなのです。
普段、車で走行していて、加速しない、変速がスムーズでないなど、走行時に異変やトラブル、異常を感じた時は、慌てずハザードランプを点けてから安全な場所に停車させてください。
それから私共にご連絡いただきましたら状況を判断し、そのまま門真市の弊社メンテナンス工場まで入庫頂くのが良いか、それともレッカー移動、代車の手配をするのか、をお客様のご希望と状況とを照らし合わせた上でご提案させていただきます。
任意保険に付帯するサービス・契約がありその内容を把握されている場合はご連絡時にお教えください。
〒571-0044 大阪府門真市松生町6-21 有限会社東伸自動車 (担当:熊野・吉村まで) 電話:06-6916-3121 |