エコフロー走行充電器取付け!ポータブルバッテリーに時間60A超えの超強力走行充電!大阪府門真市の整備士が完全取付!ハイエース・キャラバン・キャンピングカーに超おすすめ!
今回お客様からお預かりしたお車は「TOYOTAトヨタ ハイエースバン スーパーGL ダークプライムⅡ」です。仕事にもプライベートにも大人気の車種です。現行モデル(5代目)は2004年に発売がスタートし、既に20年が経ちました。最近では昔ながらの商用車のイメージは薄くなり、どちらかと言えばオリジナリティ豊かで多彩、でまるで秘密基地的な要素を持ったハイエースが増えてきたように思います。
実際に、お客様がお持ち込みされるお車を拝見していても、個性が有り、とても楽しまれている様に感じます。そんなハイエースに今回、走行充電器を取り付けましたのでまとめたいと思います。
●今回お預かりしたお車と費用
お客様からお預かりしたのは、トヨタ ハイエースバン スーパーGLの特別仕様車「スーパーGLダークプライムⅡ」です。
メーカー・ブランド | トヨタ ハイエースバン スーパーGL ダークプライムⅡ |
型式 | 3BF-TRH211K |
年式・初年度登録 | 2020年 |
走行距離 | 64770㎞ |
ハイエースは世界150か国で販売されているだけあって、多様なニーズに応えられる車です。その中でも、ダークプライムⅡは、便利な機能が幾つも標準装備され、また内装も高級感がたっぷりです。高級感と快適性が融合した”特別な”車である事は間違いありません。今回はこのお車に走行充電器を取り付けました。今回は、お客様自ら部品を持ち込まれての作業だった為、取付け費用(55,000円)のみになります。
●走行充電器って何?
走行充電器とは、サブバッテリーやポタ電(ポータブル電源)を充電する充電器の事です。キャンピングカーや移動オフィスの様にサブバッテリーを必要とする車両に設置する事で、オルタネーターから効率的に充電を行います。 通常オルタネーターからはメインバッテリーにのみ充電されますが、走行充電器を取り付ける事で、サブバッテリーにも充電できるようになります。エンジンをかけると発電機も一緒にまわるシステムですが、優先順位はメインバッテリーの為、サブバッテリーのせいで車のメインバッテリーがあがったりする心配はありません。 |
例えば、キャンピングカーの様に家電製品をたくさん使用する車両の場合、メインバッテリーだけではすぐに電気が無くなってしまいます。いざエンジンを掛けようと思ったらトラブルが起きた!何てことになり兼ねません。サブバッテリーは「車の中の家電電力」と言われるだけあって、サブバッテリーが無ければ家電製品を使用する事も快適に過ごす事も難しくなります。
サブバッテリーの他にも、ポータブル電源を使用している人も多くいらっしゃいます。「ポータブル」と言う名前の通り持ち運べるので、車内から出してアウトドアに使用する事も出来ます。ただ従来のポータブル電源はコンセントなどを利用して予め家で充電していく必要があります。出先で電力を消費してしまった場合は、ソーラーパネルやシガーソケットを利用して充電する事も可能ですが、太陽光の充電速度は十分ではありませんし、天気にも左右されます。シガーソケット充電も出力が低く(120Wしかない)、1200Wh充電しようと思うと約10時間エンジンを点けっぱなしにしなければ充電する事は出来ません。
その点、Eco Flow Alternator Chargerは、ポータブル電源の弱点をカバーしてくれます。先程「シガーソケット充電は出力が低く(120Wしかない)、1200Wh充電しようと思うと約10時間かかる」と起筆致しました。これがEco Flowの走行充電器ならシガーソケットの8倍の充電速度で、約1.3時間で1kwhの高速充電が可能です。アイドリング中も350Wの充電が可能です。
【高速充電器と普通の充電器の充電スピードの違い】 | |
高速充電器 | 普通の充電器 |
普通の充電器の10倍超の早さで充電できる。 交流電圧を直流交換する事で大電力を車両に供給する。 | 充電速度が緩やか 受電した交流電圧をそのまま車両に供給する。 |
高速充電器そのものは、普段見かける事もあります。例えば商業エリアやカーディーラー、高速道路SA/PA等に設置されているEV/PHV充電がこれにあたります。家で充電するのとは違って、“早く充電したい”という利用者が多い施設には高速充電器が設置されています。
もちろんEco Flowの走行充電器は商業施設などで見る様な大きなタイプではありません。(H)24.2㎝×(W)19.4㎝×(D)3.5㎝とコンパクトボディ―です。これをEco Flowのポータブル電源と組み合わせて使用する事で、短時間でポータブル電源に高速充電する事が可能になります。またサブバッテリーシステムは大きく車内でスペースが大幅に必要としますが、(H)24.2㎝×(W)19.4㎝×(D)3.5㎝のEco Flow Alternator Chargerとポータブル電源だけなので、車内で使用出来るスペースが格段に広くなります。
●Eco Flowの走行充電器
今迄たくさんのキャンピングカーをお預かりして、システム構築して参りました(サブバッテリーシステム)。エアコン等大電力を必要とする家電類を搭載する場合には、本当に価値ある存在です。ただ12Vサブバッテリーを新調したり、リニューアルさせる為には配線など専門的な知識を必要とします。バッテリー本体にプラスして、充電器・配線・インバーターにこれらの取付け作業など、多くのパーツとそれに伴う作業が大掛かりでした。ソーラーパネルも、以前に比べれば扱いやすくなったとはいえ、ルーフへの設置作業も必要でしたし、天気の影響を受ける点についてはやむを得ないと当たり前の様に受け止めていました。
ところがEco Flow Alternator Chargerは高出力(最大出力800W,アイドリング時でも350W)なので、短時間でポータブル電源を満充電にする事が出来ます。正弦波なのでサブバッテリーシステムには欠かせないインバーターを搭載する必要がありません。他にもソーラー充電器、外部電源などが一つに集約されていますので、以前の様なシステム構築をしなくて済みます。充電効率がいいとは言えないソーラーパネルに左右される事も、重いバッテリーを積む必要性も無くなりました。尚且つ、スマホで電力管理が出来る(モニタリング)為、状況把握や設定の変更が出来て利便性もアップしました。電力の縛りが無くなる(低くなる)という事は、それだけ自由度がアップするという事です。
【Eco Flow Alternator Chargerの走行充電】 ★DC-DC昇圧モジュールを介して、12Vまたは24Vを48Vに変換しXT150出力ケーブルを介して最大800Wの電力で充電します。 ★最大800Wの高出力は、シガーソケット充電と比べて8倍速く、1.3時間で1Kwhの充電が可能になり、車内の電力供給が大幅にアップします。またアイドリング中は350W~400Wの充電が可能です。 ★Eco Flowのポータブル電源と今回紹介している走行充電器(Alternator Charger)を併せて使用する事で、省スペースを実現。車内を更に有効活用できる様になります。 ★走行中に充電できる事で、車内の電力供給が段違いに安定します。電源切れ(電力低下)のリスクが軽減され、短時間で再充電される事で、充電スポットを探す手間が無くなり、長距離移動が容易になります。 |
【Eco Flow Alternator Charger】の仕様・特徴 | |
サイズ(寸法) 重量 | (H)24.2㎝×(W)19.4㎝×(D)3.5㎝ 2.3㎏ |
電池の種類 | リン酸鉄リチウム |
Bluetooth | 周波数:2402MHz-2480MHz 最大出力:<10dBm |
Wi-Fi | 周波数:2412MHz-2472MHz 最大出力:<20dBm |
充電モード | 入力:11V-31V,最大76A 出力:40V-60V,最大800W |
バッテリーメンテナンスモード | 入力:40V-60V,最大3A 出力:13.8V/27.6V,最大100W |
逆充電モード | 入力:40V-60V,最大21A 出力:13.8V/27.6V,最大800W |
ヒューズの定格電流 | 125A |
動作温度 | -20℃~60℃ |
保管温度 | -30℃~70℃ |
動作湿度 | ≤95% |
保管湿度 | ≤95% |
保護タイプ | 逆極性保護、過電流保護、短絡保護、過電圧保護、低電圧保護 |
パッケージ内容 | 取付け板、ケーブル取り外し用工具、M6ナット、M5ネジ、入力ケーブル(5m)、XT150出力ケーブル(1m)、M6ネジ、ヒューズケーブル、ST5.5ネジ |
今回Eco Flow Alternator Chargerと一緒に設置したポータブル電源「Eco Flow DELTA2」の仕様は以下の通りです。
【Eco Flow DELTA 2 】の仕様・特徴 | |
<本体> | |
サイズ(寸法) 重量 | 40.0×21.1×28.1㎝ 約12㎏ |
バッテリー容量 | 1024Wh、51.2V |
Bluetooth | 対応 周波数:2402MHz-2480MHz 最大出力:4.88W |
Wi-Fi | 対応 周波数:2412MHz-2472MHz / 2422-2462MHz 最⼤出⼒: 5.22mW/MHz |
<出力仕様> | |
AC出力 | 純正弦波、合計2000W (サージ4200W) 100V~50Hz/60Hz 切替え |
AC出力 (パススルーモード) | 100V~最大15A 50Hz/60Hz切替え |
X-Boost機能で対応可能な電力製品の定格出力 | 1900W |
USB-A出⼒ | 5V⎓2.4A、各ポート最⼤12W |
USB-A急速充電 | 5V⎓2.4A 9V⎓2A 12V⎓1.5A、各ポート最⼤18W |
USB-C出⼒ | 5/9/12/15/20V⎓5A、各ポート最⼤100W |
シガーソケット出⼒ | 12.6V⎓10A、最⼤126W |
DC5521出⼒ | 12.6V⎓3A、最⼤38W |
<入力仕様> | |
AC入力 | X-Stream 急速充電で最⼤1200W 10A |
AC⼊⼒電圧 | 100-120V~ 10A 50Hz/60Hz |
ソーラー入力 | 11~60V⎓15A 、最大500W、 |
シガーソケット⼊⼒ | 12V/24V対応、既定値8A |
<バッテリー仕様> | |
電池素材(セル種類) | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
使用サイクル | 3000回以上 バッテリー容量が80%に低下するまで |
保護機能 | 過電圧保護、過負荷保護、過熱保護、短絡保護、低温保護、低電圧保護、過電流保護 |
<温度範囲> | |
推奨使用温度範囲 | 20℃~30℃ |
使用温度範囲 | -10℃~45℃ |
充電温度範囲 | 0℃~45℃ |
保管温度範囲 | -10℃~45℃(20℃~30℃推奨) |
パッケージ内容 | |
本体、専用AC充電ケーブル、専用シガーソケット充電ケーブル、DC5521 to DC5525ケーブル |
●Eco Flow DELTA2の充電方法
◇AC充電
ACでの充電速度はアプリで確認する事が出来、また変更する事も可能です。
・最大1500W 15A
・満充電時間 約1.2時間
◇ソーラー充電(ソーラーパネルとソーラー充電ケーブルは別売です)
Eco flowの折り畳み式400Wソーラーパネルを使用した場合
・最大500W
・満充電時間 約3.2時間
◇シガーソケット充電
車のバッテリー電圧が不足している場合は、起動しない事もあります。その場合は車のエンジンを入れてからシガーソケット充電を開始して下さい。
・12V/24V対応、既定値8A、最大96W
●まとめ
キャンピングカーをはじめ、イベントやフリマ・キッチンカーでの車中の電源確保に、また災害時の停電対策に、サブバッテリーシステムは有用な存在です。エンジンをかけるだけで急速走行充電が可能なので、あっという間に蓄電する事が出来ました。大きな電力を必要とする家電を搭載していても、電力を自由に使う事が出来ると言うのが本当にストレスフリーと言えます。
ただ、本格的なサブバッテリーシステムを搭載するには、弊社の様な整備工場、あるいは専門のショップにお車を預ける必要があり、専門知識も時間も必要でした。それがEco Flow Alternator Chargerが発売された事で、大きな変化が起こったと言えます。
ポータブル電源の弱点と言える「走行充電出来ない問題」が、Eco Flow Alternator Chargerによって解決する事になったのです。これは本当に画期的と言えます。ポータブル電源を走行中充電できるという事は、電力供給が格段に安定し電力切れのリスクが大幅に削減されます。且つアプリでモニタリング出来るシステムなので、電力の管理が今迄以上にスムーズになります。
そして電力だけではなく、車内のスペースも大きく改善され有効活用できるスペースが増える事になります。趣味で車を利用される方にとっても、仕事などで車を利用される方にとっても、車内のスペースが広くなるという事は、今まで以上に出来る事が増えますし、何より収納スペースに余裕が生まれ快適さが格段にアップします。
【サブバッテリーシステムとポータブル電源のメリットデメリット】
サブバッテリーシステムとポータブル電源のメリットデメリットについて代表的な点を起筆致します。
サブバッテリー | ポータブル電源 |
・高出力を出す瞬発力は無いが、長時間の電源を確保し電力供給する事が出来る。 ・メインバッテリーの電力切れを未然に防止できる。 ・アウトドアなどで、エンジンを切った状態でエアコンなどの大電力の家電を使用する事が出来る。 ・配線など電装に関する知識が必要な上に、パーツも多いので取付けに手間がかかる。 ・持ち運びが出来ないため車中オンリー。 | ・持ち運びが出来、小型蓄電池として災害時や車中泊など活躍シーンが多い。 ・小型な割には大容量 ・配線が無い。 ・充電が容易(家の中でも充電できる) ・インバーター内臓なので、交流機器を手軽に使用出来る。変換ロスも抑えられる。 ・省スペースで済む。 |
それぞれ短所(課題)が無い訳ではありませんが、車内で電源を確保する為には、いずれかが必要である事は間違いありません。車内は限られたスペースですので、使用場所や目的、必要な電力量などに合わせて装備する事を今迄はお勧めしてきました。予算の関係もありますので、単純にEco Flow Alternator Chargerを爆推しする訳ではありませんが、選択肢の一つとしてご一考いただけたらと思います。
ポータブル電源の容量も様々ですので、どれを選んだらいいかわからない、またEco Flow Alternator Chargerシステムについて知りたい、キャンピングカーの事で悩みがある等ございましたら、お気軽に東伸自動車までお問い合わせ下さい。
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