【ホンダCB1300】バイクの液晶メーターを修理!日焼けによる偏光板劣化で文字が見えないメーターを門真の整備士が徹底修理!

―HONDAホンダ CB1300SF―

本日お話するのは「液晶パネルの日焼け」!

今回お客様から、HONDAホンダ CB1300SFのバイクをお預かりいたしました。

CB1300シリーズは、ビックネイキッドの代表格として今でもかなり高い人気を持ち続けているHONDAホンダ発売のバイクです。

そもそも「ネイキッドバイク」というものは、スポーツバイクがベースになってはいますが、スポーツバイクのように「速さ」だけを追求したものではなく、あくまでもクセが少ない万人に受ける仕様になっていることが多いです。なので、街乗りからツーリングまで万能に乗りこなすことができる人気の高いバイクですね。

そんなものすごくかっこいいネイキッドバイクのHONDAホンダ CB1300SFの液晶パネルの修理を承りましたので、修理に関してまとめていきます。


●お預かりしたバイク

メーカー・ブランドHONDAホンダ CB1300SF
型式
年式・初年度登録
走行距離34000km

修理前の状態

かなり日焼けした状態で、文字の表記がほとんど見えなくなってしまっています。

日差しによる劣化はどんどん進行していくので、大丈夫だろう、と思っていたら車検が近づいてくる頃には全然文字が見えない!なんてことも…怖いですよね。

故障箇所の特定と診断

こちらは日焼けによる液晶劣化なので、液晶の張替え作業を行っていくことになります。

「張替え」といっても、液晶パネルががっちり固定されているものだと張替えは難しくなってくる作業になります。一度開いてみてみないと分かりません。

一旦お客様からバイクをお預かりして、液晶パネルを外していけるのかを見ていきます。

修理内容

液晶の日焼け劣化は、直射日光を受け続けることによって起きます。

液晶パネルは、下図のように「偏光フィルター」という特定方向の光のみを通す部品のおかげで、文字を視認できる仕組みになっています。

つまり、真ん中にある液晶本体は、作動させても人間の目には何も見えないということです。

この液晶モニターに欠かせない偏光フィルターが劣化していくと、光を通す役割ができなくなり、文字が見えにくくなっていきます。

この液晶パネルの仕組みについて詳しく説明している記事もありますので、

もしご興味があればぜひご一読ください。

バイクや原付の液晶メーターが薄い・見えない!?液晶メーターの修理について門真の整備士が詳しく解説!

では解体していきましょう!

まずはヘッドライトを外し、液晶パネルを外していきます。外した液晶パネル自体も分解していきます。

今回修理するモニター箇所は2か所でした。

このメーターは速度計と回転数にアナログ式を採用していて、古き良きかっこいいメーターですね。

このCB1300のバイクにすごくお似合いでかっこいいです!

右側の液晶パネルの修理を行うために、回転数のメーターも慎重に剝がしていきます。

この液晶パネルはなかなか外れない構造をしていて外すのが難しかったのですが、

整備士による巧みの技で綺麗に剥がすことができました。

外した液晶シートがこちら

外してみると、劣化していることがより分かりますね。

外せたので、この後いよいよ補修作業に入ります。

綺麗に修理した後の状態は次の章で…

●修理後の状態

修理した後がこちらになります。

すごく綺麗になりました!

文字がはっきり見えるようになって、夜の運転でも安心ですね。

今回の修理費用はこちらになりました。

作業内容・部品等工賃部品代
液晶張替え修理18,000円5,000円
分解工賃4,000円 
合計消費税 2,700円
総計 29,700円

CB1000スーパーフォアの進化モデルとして登場したCB1300スーパーフォア、エンジンがものすごくかっこいいですよね。

このバイクはエンジンが最大の特徴といわれていて、総排気量1284ccの直列4気筒をもっています!

すごく特徴的でかっこいい部分!そしてそれだけではなく、サウンドも最高なんです。

4気筒にも関わらず低速からトルクが太い…それに付随して出されるサウンドはかなり重低音で迫力があります!

サウンドを聞いて買いたくなる人もいるかもしれませんね。

まとめ

バイクにとってすべての部品が大事ですが、バイクの状態を知っておくために必要なのが液晶パネルです。今の走行距離は?残りのガソリン量は?

今回修理させていただいたバイクの速度と回転数はアナログ式でしたが、最近ではすべての情報をデジタルで表示していることもかなり多くあります。

バイクの情報が記載されている液晶が日焼けしてしまうと、車検が通らなくなってしまうだけでなく、自分が今何キロで走っているのかすらわからなくなってしまいます。

日焼けをなるべくさせない為には、走行中の日光だけでなく保管状況もかなり大事になってくるので、保管時もあまり直射日光が当たらないよう工夫してあげてください。

自分の命を預けて走っている大事なバイクですから、液晶が焼けてきたな…と思ったらすぐに修理に出してあげましょう!

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